· タイトル | 木村隆さんのワークショップ クリエイターのためのスケッチ講座 静物・空間・風景編 |
· 講師 | 木村 隆(スケッチピープル代表) |
· 主催 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社プロフェッショナルエデュケーションセンター |
· 日付・時間 | 2008年4月20日(日) |
· 参加料 | 7,000円(税込・テキスト代込み) |
· 対象 | スケッチを仕事で活かしたいがきちんと勉強した経験のない方/描く自信のない方/これから絵を描き始めたい方 |
· 定員 | 15名 |
· プロフィール | 【きむら たかし】 1956年愛知県名古屋市生まれ。広告代理店、デザイン制作会社を経て96年に独立。主に企業向けの広告宣伝物、Webサイト、CD- ROMコンテンツなどの制作を手がける。デザイン業務の傍ら、原宿アットギャラリー、原宿MOVE、有楽町マリオンでイラストレーションの個展を開く。インターネットの普及とともに、Webの制作も始める。Macintoshを使い始めて10年ほどしたある日、従来の紙とエンピツを使ったスケッチなど、デザイン表現としてのアナログ行為の必要性を改めて痛感。アイデアスケッチやクライアントとの折衝などに手書 きのスケッチを使い、クライアントの折衝の時の有効なツールとして利用している。御茶ノ水美術専門学校にてMachintoshによるデザイン基礎講師を務め、PCデザインの際に学生たちに手描きラフスケッチの重要性を伝えている。結果的に社会に対してクリエイティビティの高い作品を生み出せる事を実証。民放番組(TBS系)、学校へ行こうMAXでの絵画指導など。 |
· ひとこと | 【講師と一問一答】 Q.スケッチというテーマは、木村さんの実体験からの発想ですね? A.仕事でコンピュータを使うようになり、PCに対する依存度が増すにつれ、デザインに対する発想が硬直化していることに気づきました。デザイン案を「3案提出してほしい」という、クライアントに対して全部通らなかった事がたびたびありました。出来上がった作品が最初に自分が思い描いたイメージとかなり食い違っていたんですね。これはいけないと思い、一旦モニターの前から離れて手書きでアイデアスケッチをした後、そのスケッチを元にしてふたたびPCい向かって制作したところ、ほぼ自分のイメージどおりの作品に仕上がりましたその他クライアントとの打ち合わせの時にその場でラフスケッチを描き、お互いにデザインイメージを共有した後で、後日カンプを提出したところ、デザイン案が通る確率が非常に高くなりました。それ以来ず っと打ち合わせの段階から手書きのスケッチをするように心がけています。
Q.手で描くこの効用は大きいですか? A.記憶やイメージを正しく再現、具現できるのは手が最もダイレクトで自分のイメージに一番近い表現が出来ると思います。グラフックソフトなどのコピー&ペーストなどの機能はコラージュ的な構成や製図用途として使うのなら有効なのですが、アイデアを忠実に再現する道具になるというのは幻想だと思います。その違いに気づいてこそ、コンピュータを道具として正しく使えるのだと考えています。
Q.どんな内容にしたいですか? A.まず、スケッチという行為の楽しさを体験してもらいたいですね。手で描くという行為が素晴らしい表現手段になることを知ってほしいですね。カリキュラムとしては、基礎を大切に、あまり深追いをしないよう心がけるつもりです。とにかく、楽しんでもらえ れば上達も早いわけですから。
Q.デザイナー以外の方も参加しやすそうですね。 A.そうですね、デザイナーに限らずあらゆる職種の方にも有効な手段だと思いますし、十分楽しんでもらえる内容になると思っています |
· 関連サイト |
|
· 備考 | 当日の持ち物 ・自分が描きたい資料(写真、静物、自分が普段見につけているもの等) ・鉛筆1本 HB(鉛筆を削る練習をするので、削っていないものを準備ください。) ・ポケットティッシュ(街頭で配布しているもので十分です) |
· 注意事項 | ・開催1週間前に最低開催人数に達しない場合は、延期または中止とさせていただくことがございます。予めご了承下さい。 |
· カリキュラム | 1時限目:ウォーミングアップ ・はじめに(概要説明) ・鉛筆の削り方。 ・鉛筆の持ち方。 ・手の動かし方。 ・ねりゴムの使い方 ・直線の描き方、平行線の描き方。 ・曲線の描き方、円と楕円の描き方。 ・平面図形の描き方(2次元) ・立体図形の描き方(3次元)
※休憩:10分
2時限目:実技指導 ・持参した各自の描くための資料を元に、1次元目で練習した描き方で練習していく。 ・参加者への個人アドバイス。
3.終わりに(まとめ) |
· 過去の参加者の感想より | ・久しぶりに集中した時間を体験できた。木村さんもおっしゃってた事ですが、これを繰り返す事でスケッチも好きになれるでしょうし、少しは上達するかもしれないと感じました。 ・感覚ではなく理論的な描き方が学べました。家でも描いてみようとおもいます。 ・実技重視の講義なので非常に良かった。 ・全く描くことをしてこなかった所からは、まず一歩前進でしょうか。ワークショップは大変勉強になりました。帰ってからも、今日のことを続けてやっみたいと思います。 ・大切な理論の基礎をわかりやすく教えていただけてたのしかったです。 ・ポイントを押さえて教えていただいたので、限られた時間でもとても有意義でした。 ・楽しかったです。基礎中の基礎をやらせてくださったのがとてもよかったです |