カタログ・パンフレット・チラシ・雑誌等出版物の制作において大量に発生する、撮影シーンの指示のためのラフ制作で苦労している方も多いのではないでしょうか。また、それ以外のデザイン、イラスト等の仕事でも、完成イメージを伝えるためのラフスケッチによる表現は重要です。

カタログ巻頭の大きなイメージ写真などは、Photoshopで素材を加工することにより表現するとしても、それ以外の小さな商品カットやモデルカットなど数の多いものや、イラストのようにそもそも手描きのものは、手描きでラフ制作をしたほうが作業効率があがります。

また完成したラフは自分の手を離れて、遠く代理店・クライアント・カメラマンまで行き渡り、二度と自分でタッチできない場合もあるので、より的確に意図を伝えなくてはなりません。

このワークショップでは、最終的にスキャニングして画像データとして取り込めるものを作る事を目的に、マーカーによる、できるだけ簡略化された線画表現を目指します。

印刷物のトレースからはじめ、ガラス・自然石・デコラ・大理石・花・植栽・森・草原・地面・木面・布・皮革・衣服・水面・流水・煙・火炎・タイル面・フローリング面・工業製品・食品・料理・飲料・その他あらゆる素材の表現、手のポーズやモデルの動き、顔の表情などの簡単な描き方を学習します。そして、最終的には白紙に下絵を描くところからはじめて、線画として完成できるよう、技術の上達を目指します。

これからマンガ、アニメなど自身で作品を手掛けようとする方にも手がかりとなるかもしれません。ご興味のある方はぜひご参加ください。

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