Flashは単なるウェブサイト制作のツールとしてだけではなく、アプリケーションとして機能させたり、モバイル端末で動作させたりなど、アイデア次第でさまざまに活用することができます。
「教えてクスール」シリーズでは3回に分けてFlashを応用した技術や広告戦略などを紹介します。Webクリエイターの方々はもちろん、プランナーやプロデューサー、ディレクターの方、広告や宣伝を手がける広告代理店の方や営業の方にもオススメの内容となっております。セミナーの最後には、プチ懇談会も企画しています。ぜひ、継続してご参加ください。

第2回はFlash8の新機能を使って、物体感知アプリケーションを作成・活用方法をご紹介します。

Flash8から新しくビットマップを変形させるクラスが追加されました。それらのクラスを使うと写真の色彩を変化させたり、画像を歪ませたりと今までのFlashできなかった操作ができるようになりました。

今回はこの技術のひとつを使って、ウェブカメラから取得した映像をビットマップデータに変換し、それを解析します。その解析を連続して行うことによって、前回取得したビットマップデータと新しく取得したビットマップデータを比較し、どこがどう変化したかを調べることができます。その変化具合をFlashの映像に出力するとウェブカメラの中で動いている物体を捕らえることができます。

この技術を応用すると家の中で不審なものが侵入してきてないかを監視するカメラや、カメラの前で動作することによってキャラクターが動き出すコンテンツなどを作成することができます。

その他Flash8からはActionScriptで影をつけるDropShadowFilterクラスや物体にぼかしをいれるBlurFilterクラス、画像にグラデーションのフィルターをかけて画像を歪ますDisplacementMapFilterクラスなど画像を加工するさまざまなクラスが追加されました。それらクラスの説明も行います。

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