高画質なHDV1080i方式を採用し、世界中のクリエイターの注目の的となっているプロ用HDVカムコーダー「HVR-Z1J」。7月にはHDV1080i方式の民生用カムコーダー「HDR-HC1」も発売され、HDVカメラが安価に市場に出始めたことで、個人でも、商業用ハイエンド映像に遜色ない画質のコンテンツが創れるようになりました。
そして、一連の編集作業を1つのパッケージアプリケーションで対応できる「Final Cut Studio」。今までは、高額で高性能のPCでしかできなかったポストプロダクションワークが、家庭用のPCでもできるようになりました。
このように、現在、撮影、編集に関わる機材やアプリケーションが、個人でも購入可能な価格で発売され始めています。一連の作業を一人で行うことをも可能にしたこの環境は、業種・職種を越え、クリエイターのイマジネーションをより自由にし、その活動を無限に広げていく可能性を秘めています。この激変する映像業界で活躍するには、今後、ますます、一連のワークフローを捉えることが重要になってくるでしょう。
今回のセミナーではHDV素材をとりまぜた、ハイビジョンでのコンテンツ制作について、Garry Bassin氏にお話いただきます。
国内外の映像制作の第一線として活躍するGarry Bassin氏は、ワコールCF『KIME-BRA』、自由党イメージCF『殴られる小沢氏』、山口智子主演ドキュメンタリー『Letters』など、これまでにFinal Cut Proを活用した数多くのCF映像やイベント映像を制作しています。今回は特に、ハイビジョンでのCFコンテンツ制作にスポットを当て、同氏が実際に手がけたCF映像を交えつつ、Final Cut Proによる編集テクニックや、ハイビジョンコンテンツならではの制作のポイントについて解説していただきます。
多様化する映像業界での現状・技術の最新情報を入手するよい機会ですので、ぜひご参加ください。また、このような業界の動向を受け、PECではハイビジョン映像作品のコンテストであるHDV Creator's Contest 2005
http://www.crv.ne.jp/expression/hdv/index.cfmを現在開催しております。皆様のご応募をお待ちしております。