· タイトル | 中根学さんのセミナー 実践的ブランド・コミュニケーションのプランニング講座 |
· 講師 | 中根 学(潟Xローマーケティング研究所代表取締役、東京商科学院講師、Super Studio鰹o版セクション編集長・Director) |
· 主催 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社プロフェッショナルエデュケーションセンター |
· 日付・時間 | 2007年5月10日(木)・17日(木)・31日(木) |
· 参加料 | 10500円(税込) |
· 対象 | グラフィックデザイナー、アートディレクター、Webデザイナー、イラストレーター、ライター、コピーライター、編集者、その他メディアに関連する仕事をする総てのクリエイター。 |
· 定員 | 30名 |
· プロフィール | 【なかね まなぶ】 1955年東京生まれ、蟹NAXにて商品企画、積水化学工業鰍ノて新規事業の育成、コーポレートブランドのブランドマネージャーを経て、独立。イベント・広告・出版物のプロデュサー、商品開発、カフェ等の店舗開発プロデューサーとして活動中。ヨガの教師としても活動中。
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· ひとこと | マーケッターや経営コンサルタントがブランドを学ぶようになって久しい。一方、メディアをハンドリングするライターやデザイナーなどコンテンツ・クリエイター達はどの程度実践的にブランドの経験を積んでいるのだろうか?
ブランドとは、メッセージを発信する側と、受け取る側に出来る合意・共感をベースに置くシンボルです。従って、ブランドをデザインしていくには、分析など様々な方法を覚えておく必要があり、経営大学院などでなくてはなかなか教えないものです。
今回のセミナーは、クリエイター(デザイナーとかライター・コピーライター、編集者)にとって必要なブランド・デザインの知識に絞って、分析やプランニングのトレーニングを混ぜて実践的に身に着けていただきたい内容です。
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· 関連サイト |
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· 注意事項 | ※開催一週間前に最低開催人数に達しない場合は、延期または中止とさせていただくことがございます。予めご了承ください。 |
· カリキュラム | ■第1回:5/10開催「概論:ブランドの歴史、様々な方法論、各種事例について」
初回は、ブランドの発祥から発展の歴史を中心に、ブランドの原理原則を知りブランドをハンドリングしていく際の基本的要素をリストアップすることに集中し、ブランドを学習する基礎を作る。
1、ブランドの発祥から 「ブランド」の語源は「Burned」:こげ跡、焼印の事である。牛の取引に牧場ごとに象徴的なマークを焼印にして牛に「ジュー」ってマークを押し、出荷する習慣から来ている。 2、ブランドとは何か 簡単に言うとブランドとは、ただの名前であり、ただのマークである。しかし、ユーザーのいないマークや名前はブランドでは無い。ユーザーがいなければ、マークはただのマーク、名前はただの名前である。ブランドは、新しい人に新しく好きになってもらう事を本位とするコミュニケーション方法ではない。ある特定の人と、長い時間共有する共感をはぐくむ方法であり、共感を共有することでブランドの所有者は様々な得をする。この共感のシンボルをマークや名前に凝縮したシンボルがブランドである。 3、ブランドを育成する様々な方法 1.シンボルマーク 2.ロゴタイプ 3.タグライン 4.ステートメント 5.ブランドブック 6.様々な視覚表示物 7.そして大切なのは、口コミ
■第2回:5/17開催「構築の調査・研究について:ブランドを導き出す為に行う調査、研究のケース・スタディ」
クライアントのコンテンツ制作の仕事を目の前にしたときに、ブランドの観点から導き出さなくてはならない情報の抽出方法を、ケース・スタディや実習などを利用して体験する。
1、第一にブランドのユーザーを知ることが大切 ブランドの提供する共感を共有し、ブランドを育てている人をブランドのユーザーと言う。誰と誰がそのブランドのユーザーかを知る事は、ブランド・コミュニケーションをプランニングする上で最も大切な事である。ブランドは送り出す側と受け取る側の両方で作り出すものであるので、送り出す側、受け取る側が誰なのかをハッキリ知る方法を実地で学習する。 2、ブランドの記述を知る ブランドステートメントやスローガンなどブランド側から発信している、ブランドの所有者がブランドがユーザーへ伝えている価値を調べることが必要。 3、そのブランドが成功しているかどうか評価する 成功しているブランドは、目的とするユーザーに発信者側が意図している価値を伝え、共感を共有している。 なぜブランドは成功するのか、何故ブランドは失敗するのか。ブランドが壊れていく、又は再生していく原因や、戦略を学習し、失敗しているブランドに足りない要素を探る。
■第3回:5/31開催「ブランドを表現するメディア:商品への表現、営業マンや社員一人ひとりの意識、ホームページ、イントラネット、カタログ、各種広告、タグライン、ロゴタイプなど」
コンテンツを制作していく際に様々な表現メディアの階層を並べて、各メディアの関連を知り、各メディアの特徴と表現の規格、それぞれの連鎖をたどってみる。 また、タグライン一つの制作にどういった過程を経て制作されるかなどの実例を紹介しながら、それぞれのメディアで何を伝え、どんな結果を期待してコンテンツを制作するかを、事例の書き換えなどを行いながら実践的に学習する。
1、ブランドの階層を知る ブランドは、川上からコーポレート・ブランド、ビジネス・ブランド、プロダクト・ブランドと階層があることを知る。 2、表現しているメディアを抽出する それぞれのブランドを記述するメディアを抽出し、それぞれのメディアにある記述を読み取ってみる。 3、それぞれの記述を検討する それぞれの記述が、お互いに連鎖・補完しあって目的を果たしているかどうか評価し、問題点を抽出してみる。 4、それぞれのメディアを書き換えてみる 問題点を抽出しながら、適正な記述・表現へと修正をしてみる。またその記述によって起こることを予想してみる。
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